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「暮らし」: 播磨地域のまち・生活のことを知ろう
いま
21世紀になって、地方分権が盛んに言われるようになってきました。地域や自治体は財政規模縮小の向かい風にあって、行政サービスやコミュニティ形成などの面で、自立をしていかなければなりません。
播磨臨海地域には100万人が生活し、若い人口も比較的多い活力ある地域です。6市町の地域個性も豊かです。播磨地域のまち・生活の今はどのようなものでしょうか?
(1)人口
4市2町連携による一体都市圏の構築と広域連携軸の強化
近畿圏において望まれる京都・大阪・神戸と連携し、あるいは地域間競争できる拠点地域の形成
国によれば、近畿圏の整備計画は、三極一軸構造から多核水平ネットワーク構造へと転換することが重要であるとしています。ですが、京都・大阪・神戸に次ぐ拠点地域はまだありません。
また道路整備面では、播磨臨海地域は関西内陸環状軸上に位置づけられています。
全国9位に相当する既往政令指定都市の規模を持つ自立可能な人口規模
平成12(2000)年度の国勢調査によれば、播磨臨海地域の人口は約120万人になりました。これは全国9位相当で、政令指定都市規模に匹敵するものです。
人口の推移昼間人口、夜間人口とも増加を続ける4市2町
グラフ
昼間人口、夜間人口とも増加を続ける4市2町
播磨臨海地域では、昼間人口も夜間人口も増加しています。昼夜間人口比率は、昭和45(1970)年の99.5%から平成7(1995)年の95.1%へと推移しており、夜間人口の増え方が大きいことが分かります。
昼夜間人口比率の分布
図
4市2町の一体圏域化の進展
居住地からどこへ通勤・通学しているかをみると、播磨臨海地域内(6市町)の移動は昭和60(1985)年の約7.0万人から平成7(1999)年の9.2万人へと、大きく増加しており、地域内のつながりが強まっているといえます。
通勤・通学流動(昭和60年)
図
通勤・通学流動(平成7年)
図
若年人口の多い活力ある地域
播磨臨海地域の若年人口(20〜34歳)の比率は、平成7(1995)年度の国勢調査によれば22.2%です。これは兵庫県平均(21.2%)や神戸市(21.6%)よりも高く、地域活力がることを物語っています。
図
出典:統計局「国勢調査」(平成7年)
広域化する若者を始めとする日常生活圏の拡大
通勤・通学の広域化に歩調を合わせるように、日常的な買い物やレクリエーションの広域化が指摘されており、ロードサイド型大型小売店舗(販売面積500?以上)の立地などは、その現れと言われている。
4市2町にあって、商店数が平成3年の18,302店から平成9年の16,066店まで減少してきている中で、平成3年以降に開店した大型小売店舗は101店舗と立地が進んでいる。
立地が進むロードサイド型大型小売店舗
写真
(2)生活
播磨臨海地域における自立都市圏の形成
通勤・通学流動でもみられたように、播磨臨海地域では地域内の結びつきが強まりを見せています。今後は、日常生活に必要な買い物やレクリエーションにおける地域間交流も活発化することが予想されます。
播磨臨海地域では、平成3(1991)年以降に開店した大型店舗は101店とかなりの数にのぼり、中にはレクリエーション機能を持つ大型店もあります。
一方で、若者が多いだけに自動車での行動範囲が広域化することも予想され、神戸や大阪や京都方面にスムーズに移動できることが求められます。
広域的なセンター機能は姫路市、明石市、加古川市に集積
播磨臨海地域では、姫路市・明石市・加古川市の3市に、行政、教育、医療、福祉、文化などの広域的な拠点施設が多く分布しています。
拠点分布図(行政・教育施設)
図
個性ある拠点施設の点在
播磨臨海地域の4市2町ごとに、個性的で魅力あるレクリエーションや文化の拠点があります。
明石市 魚の棚、新たな大型商業拠点のオーズタウン、海浜部の公園
稲美町 国内有数のため池を利用した親水型レクリエーション拠点
播磨町 大中遺跡などの歴史・文化拠点
加古川市 加古川・平荘湖などの内陸水面のレクリエーション拠点
高砂市 産業関連の高砂工業公園(ニューファクトリー化)や住宅拠点のユー・アイ・タウン
姫路市 産業関連の地場産センター、姫路城及びその周辺の博物館・美術館など歴史・文化拠点、桜山公園やセントラルパーク、広隆山などの自然系レクリエーション拠点
 
大蔵海岸(明石市) ため池(稲美町)
写真 写真
出典:BanCul 00夏,
(財)姫路市文化振興財団
 
大中遺跡(播磨町) 平荘湖(加古川市)
パース 写真
出典:BanCul 00夏,(財)姫路市文化振興財団 出典:BanCul 00夏,(財)姫路市文化振興財団
 
ユー・アイ・タウン(高砂市) 姫路市立美術館(姫路市)
写真 写真
 
臨海部に不足する救急医療のカバー
心臓停止から50%が死に至り、呼吸停止から100%救護可能な時間を3分と設定した場合、それらの救急医療を受け入れられる 2次および3次救急医療施設がカバーできるエリア(3分圏)をみると、臨海市街地部で不足していることが分かります。
また救急医療については、東西方向の交通渋滞は大きな問題となっています。
2次医療施設3分圏
図
財政規模の縮小
国内経済の長期低迷や地方財政の縮小の中で、ハード重視の施策から既存ストックの活用が重要な視点となっています。
グラフ
地方分権・地方自立の推進
平成12(2000)年4月に地方分権一括法が施行されたのを契機に、国から地方自治体へ「地域のことは地域が責任を持って行う(国に依存しない)」という権限や税財源を委譲しようという議論が活発化してきています。ところが、国も地方自治体も財政運営が赤字のうえ財源不足(縮減傾向)とあっては、これまでと同じように行政運営を進めることができません。
そこで、行政サービスのあり方自体も、民間に任せられるものは民間に任せよう、複数の自治体で一体的に提供したほうが効率的なサービスは共同で提供しようという動きが出てきました。
国や都道府県では、行政サービスと財政の効率・効果の視点から、市町村合併や広域連合の検討を進めており、地方や地域の自立は今後はとても重要な課題として考えなくてはなりません。
充実望まれる東西方向の幹線緊急輸送路
播磨臨海地域の圏域内には、幹線緊急輸送路として山陽自動車道と国道2号バイパスが指定され、さらに広域輸送拠点が3箇所、海上アクセスポイントが3箇所整備されており、緊急輸送への対応は比較的充実しています。ですが、国道2号バイパスは市街地を通過するため、できれば市街地から外れたところに移すことが望まれます。
防災ネットワーク
図
播磨臨海地域道路網協議会