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「道」: 播磨地域の道路交通のことを知ろう みらい
現在の播磨臨海地域では、兵庫県全体や神戸市に比べて高速道路の整備が遅れています。そのため、既存の国道2号や同バイパスなどへ自動車交通が発生集中し、東西方向は朝夕のピーク時には慢性的な渋滞となっています。また、南北方向の高速道路の整備も遅れており、播但連絡道路以外の道路は実現していません。
将来、市民生活が多様化・高度化し、産業や物流の構造が変わる中で、よりコンパクトで軽く、より遠方に早く移動できる道路の役割は重要性が高まると考えられます。そのため、情報化や環境化など、道路整備にも新しい高度な技術を取り入れ、スムーズで快適な道路交通環境の整備が目指されています。播磨地域の発展を支える将来の「道」はどのように変わっていくのでしょうか?
阪神方面や関西国際空港へのアクセス性の向上
東西方向の道路混雑の解消によって、播磨臨海地域から関西空港へは自動車利用が最速となります。
関西国際空港へのアクセス時間の状況(混雑緩和による時間短縮)
広域防災上の緊急輸送の円滑化
播磨臨海地域では、山陽自動車道と国道2号バイパスが地域防災のルートに指定されています。ところが、国道2号バイパスは慢性的な渋滞であり、また沿道が市街化されていて延焼や建物の倒壊によって災害時の防災輸送に支障をきたすことも考えられます。
播磨臨海地域では、防災機能の強化と輸送の円滑化を図るため、ネットワークの代替性やリダンダンシーの向上を図るための新しい広域幹線道路の整備を進めます。
広域防災ネットワークの強化
市街地の延焼等の影響を受けない、安全な広域防災ネットワークを担う新規広域幹線確保が必要防災に寄与する道路空間設備
出典:平成11年版建設白書,建設省
播磨臨海工業地の再編を促す物流軸となる東西幹線道路の整備
播磨臨海工業地帯では、原料や製品の輸移送を担う交通機関として、自動車(陸上)輸送のシェアが高まっており、今後も工業の高度化、軽量・少量化に伴ってその傾向が強まると予想されます。工業地帯そのものも、情報化や環境化(エネルギー転換や敷地内緑化等)に努め、工業地帯を支える道路も環境負荷の軽減などに考慮していきます。
播磨臨海工業地からの自動車発生集中交通量の増加
南北方向の道路の充実を図り、臨海部と丘陵地とをつなぎます
都市部の居住者は、アウトドアレジャーやグリーンツーリズムの流行に見られるように、自然とのふれあいを大切に考えています。播磨臨海地域の居住者には、日常的に緑の丘陵地でレクリエーションや散策を楽しめるように、市街地と丘陵地とをつなぐ南北幹線道路の整備を進めます。
兵庫県の総合計画における多自然居住地域と大都市地域
出典:パンフレット 東播磨南北道路, 兵庫県加古川土木事務所
東播磨南北道路整備断面
出典:パンフレット 東播磨南北道路, 兵庫県加古川土木事務所
4市2町が一体となるように、ラダー(梯子)型道路ネットワークを築きます
地方分権や地域の自立を進め、さらには京都・大阪・神戸に次ぐ都市圏を確立するために、4市2町の一体的整備を進めます。そのため、道路網全体をラダー(梯子)型ネットワークに転換して、地域間および地域内拠点のつながりを強化します。
商業、医療・福祉、教育、観光・レクリエーション資源等各種拠点施設の相互ネットワークの強化(格子型ネットワークの構築)
産業や研究開発、医療・福祉、観光・レクリエーション施設などの各種拠点をつなぐ格子型ネットワークを形成します。
将来地域構造の構築
東西に長い圏域の一体性を強化するとともに、高度情報化時代の情報インフラの整備を促進するために、道路網の格子型ネットワークへの転換を図ります。
また、格子型ネットワークは、4市2町がそれぞれに整備を進めてきた都市拠点や拠点的施設の活性化、地域資源の有効活用を促進します。
渋滞解消による時間圏拡大
幹線道路の整備とともに専用バスレーンの整備も進みます
渋滞が解消されると、播磨臨海地域から関西国際空港へは、自動車によるアクセスが最速となります。広域交通拠点に向かう定時制の高い高速バスなどの公共交通の整備を進めるため、地元のバス会社や4市2町が協力し合い、専用バスレーンを整備することも考えられます。
専用高速バスレーンのイメージ
資料提供:名古屋ガイドウェイバス株式会社
道路整備は高度情報インフラの整備と一体的に進めます
新しい幹線道路のにあたっては、播磨科学公園都市の先端産業と連携しながら、高度情報インフラの開発・整備を進めます。交通情報や各種地域サービス情報、行政サービス情報、観光・レクリエーション情報、防災情報等の案内システムを組み込み、利用者の利便性と快適性を創出します。
光ファイバーの活用
出典:平成11年版建設白書
自動料金支払いシステムによる
I.Cのボトルネック解消
出典:平成11年版建設白書
道路情報基盤の構築と活用
出典:平成11年版建設白書
緩衝緑地帯をつくり、多目的な利用を図ります。
播磨臨海地域では都市公園の整備が遅れており、一人当たりの公園面積が少なくなっています。新しい幹線道路の整備に伴って緩衝緑地帯を十分に確保し、公園・緑地としての利用促進を図ることが可能です。また、既存の緑空間をつなぐ緑のネットワークとしても機能できます。
緩衝緑地帯の持つ大気浄化効果
出典:国土交通省ホームページ,国土交通省
緩衝緑地帯の公園利用事例
出典:国土交通省ホームページ,国土交通省
インターチェンジ(IC)やサービスエリア(SA)等と、物流や都市サービス機能とを一体的に整備します
新しい幹線道路には、産業関係の交通(物流)や、広域都市拠点間を移動する交通、広域的な観光・レクリエーションに関わる交通など、さまざまな自動車交通が乗ってくることが予想されます。産業関係では、原料や製品の輸移送手段で自動車交通が占めるシェアが増えており、今後は国際港湾ターミナルの整備とともに、陸上でも流通拠点の実現が求められています。人々の交流についても、より快適な自動車移動をサポートするため、ICやSAにおいて利用者向け各種サービスやレクリエーションを提供することも大切です。
ウォーキング・トレイル事業
平成8年から建設省(現国土交通省)がはじめた事業で、緑豊かな景観・自然、歴史的事物、文化的な施設などをむすび、訪れた人が安全に、さらに快適に散策などを楽しむことができる道路を整備するものです。
新たなS.A.,P.A.イメージ
国土交通省ホームページより
インターチェンジと一体となった流通団地整備
(山形自動車道・山形北IC)
出典:国土交通省ホームページ,国土交通省
憩いのスポット「ハイウェイ・オアシス」
出典:PARK AND GREEN OF HYOGO,兵庫県公園緑地課
臨海部における沿道空間の再開発も可能です
播磨臨海地域の臨海部では、塩田跡地や事業所撤退地・縮小地など、効果的に利用されていない土地があります。新しい道路整備によって、こうした土地の高度利用を計画的に進めることが可能となります。
沿道と一体となった道路整備イメージ
出典;21世紀のハイモビリティ社会、21世紀の国民生活と道路を考える会
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